外傷性刺青とは

外傷性刺青(がいしょうせいしせい)は、鉛筆の芯が刺さることや、転倒やケガなどで皮膚に傷を負った際、土砂や砂などの異物が皮膚の中に残ってしまうことで生じる色素沈着です。 通常の刺青とは異なり、意図せずできた「傷の汚れ」のような状態で、特に顔や手など目立つ部位に残ると、自然治癒で消すことが難しく、大きな悩みとなることがあります。

外傷性刺青の原因

  • 転倒やすり傷

    転んだり、体を擦り付けたりした際に、路面のアスファルトや土、砂などが皮膚にめり込む。

  • 交通事故や労働災害などによる外傷

    破片や金属片などの異物が、傷口から真皮(皮膚の深い層)に取り込まれる。

  • 爆発や火傷(やけど)

    火薬や煤(すす)などの微細な粒子が皮膚に付着し、そのまま残ってしまう。

  • 鉛筆の芯などが刺さるケガ

    鉛(黒鉛)の粒子が皮膚内に残ってしまう。

外傷性刺青治療の必要性

外傷性刺青の色素は、洗顔や通常の傷の処置では取り除くことができません。色素が皮膚の深部に留まっているため、そのまま放置すると半永久的に残り続けます。

外傷性刺青の治療方法

保険適用Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチルビーレーザーとは、シミ、そばかす、あざ、刺青(タトゥー)治療に用いられるレーザー治療機器です。メラニン色素に反応し、メラニン色素をしっかりと破壊してくれます。

最大の特長は、メラニン色素への高い選択性と、非常に短い時間で高エネルギーを照射する「Qスイッチ」という機能で、当院では厚生労働省薬事承認機器の「The Ruby nano_Q」を導入しています。

よくある質問

Q1,外傷性刺青治療におけるQスイッチルビーレーザーは痛いですか?

施術時の痛みはゴムでパチンと弾かれたような痛みを感じます。施術後は少しヒリヒリとした痛みを感じる場合があります。

Q2,外傷性刺青治療は保険適用ですか?

外傷性刺青治療は保険適用です。詳しくは医師にご相談ください。

Q3,外傷性刺青治療は何回治療が必要ですか?

外傷性刺青の治療回数は、異物の種類、沈着している深さによって大きく異なりますので診察時に医師にご相談ください。