当院は、横浜市中山にある皮膚科・形成外科クリニックです。アトピー性皮膚炎や巻き爪、イボ・ほくろ、蕁麻疹、粉瘤、ニキビ、とびひ、乾癬など皮膚のお悩みを解決します。
中山駅周辺で皮膚にお悩みなら中山皮フ科クリニックへお気軽にお越しください。
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う皮膚炎が、慢性的に繰り返し良くなったり悪くなったりする病気です。 アトピー性皮膚炎では、かゆみを感じる神経が表面にあらわれ、かゆみを感じてしまい、掻くことでさらに皮膚のバリア機能が落ちてしまい炎症を引き起こすという負のサイクルに陥ってしまいます。
アトピー性皮膚炎では、皮膚の外界の様々な刺激、例えば乾燥などから体を守る、バリア機能が低下することで、外界からアレルゲンなどの様々な刺激が体内に入り込み免疫細胞と結びつき、炎症を起こしてしまいます。
アトピー性皮膚炎の治療法は主に3つで①スキンケア②発症・悪化要因の対策③薬物療法です。
アトピー性皮膚炎の患者さんのお肌は、皮膚のバリア機能が低下していることによって、乾燥などの刺激に弱く炎症・かゆみが起こりやすい状態です。 なので、日々気を付けるべきことは2点です。①お肌を清潔にする②とにかく保湿 この2点です。日中の汗や泡などの洗い残しなどはお肌にとっては刺激になりますので、しっかりと正しい方法で洗い、ぬるま湯でしっかりと隅々まで流しましょう。 身体をしっかりと洗った後は、とにかく保湿です。お肌を乾燥させないためにも、入浴後などは特にしっかりと保湿を行い、お肌を外部の刺激から守りましょう。
巻き爪とはその名の通り、単に爪が内側に巻いている状態です。
靴と爪の切り方が原因です。ヒール、ローファーや足に合わないスニーカーなどの見直しが必要です。
巻き爪の治療法は主に①抗生剤の内外用②手術③ワイヤーによる爪の矯正の3つです。
巻き爪の患者さんが日常生活で注意する点は、できるだけ爪に負担をかけないスニーカーなどの先が広くやわらかい靴を履くことです。 巻き爪の方はヒール等の先が狭い靴を履くのはおすすめしません。
ほくろは、皮膚にできる小さな良性腫瘍で、通常は茶色や黒色をしており、体のあちこちにできます。 イボとは、小さなできもので皮膚の表面が盛り上がっているものを指します。 ほくろやイボにはいろいろ種類があり、中には悪性腫瘍のものもあるため、気になる方は診療してもらうことをおすすめします。
ほくろができる原因は、色素細胞であるメラノサイトが増殖することです。
一般にイボと言われるものには原因により4種類あります。
です。
ほくろのほとんどは治療する必要はございませんが、美容の観点で除去したい方はレーザー治療が可能です。
イボは液体窒素による凍結治療が中心です。
ウイルス性以外のイボはほくろ同様、炭酸ガスレーザーによる治療を行う事もあります。
太陽光の紫外線による皮膚の損傷はほくろができる一つの要因となっているため、なるべく太陽光を浴びない、日焼けをしない服装をし、 日焼け止めをしっかりと塗布することが大事です。 イボに関しては、むやみに触ると増えたり大きくなったりするため、なるべく触らないようにしましょう。 特に水いぼに関しては伝染力がとても強いため温泉やプールなどの公共施設に行くことは控え、人とモノを共有しないようにしましょう。 そしてなるべく早くお医者さんに診察してもらい、適切な治療をすることが大事です。
蚊に刺されたときと同様にかゆみと赤く腫れあがる症状が見られ、少し時間がたてば跡形もなく症状が消える病気です。
蕁麻疹は、発汗や食物アレルギーなどの何らかの特定の刺激が要因となる場合と要因が分からない場合があります。 また、蕁麻疹を起こしやすくする要因として、ストレスや疲労、体調不良、月経などがあげられます。
治療法としては、主に抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などの塗り薬、飲み薬が有効です。
単一の内服薬で無効の時は、複数の薬を組み合わせます。
それでも効果が不十分な時は、分子標的剤ゾレアの注射を行います。
日常生活では、特定の食べ物のアレルギーで発症する場合は、その食べ物を食べないようにしましょう。また発汗などの特定の条件下で発症する場合も、そういった特定の条件に該当しないよう避けるようにしましょう。 また、かゆみを軽減する方法としては、患部を冷やすことが効果的です。
初めは数mmのしこりですが、放置すると数cmサイズのしこりへと大きくなったり、独特のにおいを発したり、細菌感染などによって炎症を起こすこともあります。 炎症を起こした際に、化膿して強い痛みや腫れが生じた場合には、なるべくお早めに病院へ行き、適切な処置をしてもらってください。
袋のような腫瘍が皮膚の下にでき、その袋状のものに垢や角質、皮脂などの老廃物がたまることによってできた良性の腫瘍です。
局所麻酔下に切開して、袋を取り除きます。
この粉瘤は、ニキビなどとは違い自然治癒することがなく、手術のみでしか治りません。そのため、皮膚にしこりのようなものができたら、なるべく早く取り除いてもらう手術を受けることをおすすめします。
ニキビの種類には主に症状が軽い順に「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の4種類があります。 白ニキビはニキビの最初の段階で、毛穴に皮脂が詰まっている状態です。黒ニキビは白ニキビから少し進行し、患部の毛穴が開き酸化することで黒色に変色したニキビです。赤ニキビはさらに悪化したもので、毛穴に詰まった皮脂に雑菌や細菌が繁殖し炎症を起こし患部が赤く腫れる状態です。黄ニキビではさらに悪化し、黄色い膿が見え始めます。黄ニキビがさらに悪化すると、ニキビ痕になってしまいます。
ニキビの主な原因は、①男性ホルモン増加による皮脂の過剰分泌②はがれるはずの角質がはがれず起こる毛穴詰まり③皮脂が栄養源であるアクネ菌の増殖の3つです。
様々な治療法があります。主に毛穴のつまりや、炎症、アクネ菌をできにくくする塗り薬や飲み薬などがあります。そのほかには、保険適用外の治療法で、ターンオーバーにより皮膚のバリア機能の強化や肌の再生を図るレーザー照射によってニキビ痕の赤みや赤ら顔を改善するレーザー治療など様々な治療法があります。
日々気を付けることとしては主に5つあります。
主に水膨れやかさぶたがまるで飛び火するかのようにいたるところに広がる症状で、正式には伝染性膿痂疹という病気です。
虫刺されや湿疹などによりかきむしった部位や皮膚のバリア機能が低下している部位に細菌が感染することで発症します。
一般には抗菌薬(飲み薬や塗り薬)などの内服によって原因である細菌を退治します。しかし、症状範囲が狭ければ外用剤(抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤・亜鉛化軟膏)のみで対処する場合もあります。症状が広範囲に広がっていたり、湿疹などの症状と合併している場合は抗菌薬の内服とともに外用剤をつかいます。
気を付けるべきことは①患部をかきむしらない②皮膚を常に清潔に保つ③タオル等を共用しない、この3つが大事です。
乾癬の多くの患者様が皮膚の粉を伴い盛り上がった紅斑が全身に出ます。特に、頭部やひじ、ひざ、臀部、下腿伸側などに表れやすく、大きさ、数、形は様々で、融合して大きな病気ができることもあります。
原因はいまだ解明されていません。
治療方法は主に4種類あります。
①食生活に気を付ける②掻き傷を作らない③乾燥を避ける④ストレスを抱えない⑤長風呂を避けるなどあげればもっとありますが、主にはこの5つのことに気を付けましょう。
主に手のひらや足の裏に、水膨れや膿疱などが慢性的に現れる病気です。また、この病気は爪にも表れ、爪の下に膿疱ができたり、爪がはがれて浮いてきたりします。
原因は解明されていないことも多いですが、喫煙や扁桃腺や歯周炎などの病巣感染、便秘などがかかわっているケースが多いです。
まずは、喫煙や金属アレルギーなどの悪化要因があるのであれば、それらに対処します。悪化要因が見つからない場合は、外用療法でステロイド軟膏やビタミンD3軟膏を用います。
日ごろの感染対策として、手洗いうがい歯磨き、乾燥もよくないため、しっかりと保湿を行いましょう。また、患者様は高カロリー・肥満の方が多いため、油・砂糖・塩・アルコールを過剰に摂取するのは控えましょう。
身体の左右のどちらかの神経に沿うようにピリピリと痛みを伴う赤い斑点と、小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。
水ぼうそうと同じウイルスによって引き起こされる病気で、子供の頃治った水ぼうそうのウイルスが体の中に潜んでおり、主として50代以降に、またそのウイルスが活性化することで引き起こされる病気です。
抗ウイルス薬をメインに用いて、ウイルスが増えるのをおさえることで、皮膚症状や痛みを和らげ、合併症や後遺症を軽減します。
水ぼうそうにかかったことある人は誰でもかかる可能性のある病気であるため、免疫力を低下させないことが大事です。そのためには、バランスのとれた食事、規則正しい生活をし、ストレスや過労を避けてください。
ピリピリやチクチクなどの痛みやかゆみを伴う水膨れができます。水膨れができた後はかさぶたとなり、2~3週間前後で治ります。
単純ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染することで起こる病気です。
主に口まわりや顔にできるⅠ型と性器周辺にできるⅡ型があります。Ⅰ型は口唇ヘルペス、Ⅱ型は性器ヘルペスとも言われています。
ヘルペスウイルスは感染力が強いので、もらわない、うつさない生活習慣が必要です。
通常は、抗ヘルペスウイルス薬を内服、飲み薬として提供し治療します。
ウイルスは完治することはなく、体内に残るため、ストレスや睡眠不足など免疫力を下げないことが大切です。 また、規則正しい生活や、バランスの取れた食生活、適度な運動をして免疫力を付けましょう。
水いぼは全身どこにでもできます。また、具体的な症状としては、1~5ミリ程度の丸くて光沢のあるイボが皮膚にできます。
水いぼは子供によくみられるウイルス性の皮膚感染症で、伝染性軟属腫ウイルス(ボックスウイルス群)が感染することによって発症します。感染経路としては、主にプールや集団生活、温泉などの入浴時での接触で感染します。
主な治療法としてはピンセットで取る方法があります。水いぼを取った傷痕には軟膏を、朝と入浴後の1日2回を1週間程度外用します。また、麻酔テープを貼ると痛みを軽減することができます。
日々気を付けるべきこととしては、スキンケアを入念に行うことです。特にアトピー性皮膚炎のようにもともと肌のバリア機能が低下しているときは要注意です。成人に水いぼが少ないのは、成人になり皮膚の防御力が上がりウイルスに強い肌になっているからです。
主な症状としては、乾燥して手や足の皮がむけて赤くなったり、水っぽくジュクジュクしていたりすることが多いです。そのほかには爪が白く濁ったり、太ももやお尻に水膨れができたり、楕円状に髪の毛が抜けたりします。
水虫はカビの一種である、白癬菌に感染することでかかる病気で、感染部位の9割が足となっています。これは足は靴を履くことで蒸れ、菌が繁殖しやすい高温多湿な環境であるからです。
水虫の治療法としては、主に塗り薬が多いです。塗り薬の中でも、クリーム状のものや液体状、スプレー状のものがあります。また、なかなか治りにくいと診断された場合は内服薬、飲み薬が処方されます。
清潔な状態を保つというところと、なにより蒸れた状態を避けるということが大事です。
やけどは皮膚のどの深さまで損傷があるかにより、Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度に分類され、症状としては痛みを伴う赤みや水膨れが現れたり、痛みのない黒色や白色の乾燥状態があります。
たいていの場合、やけどの進行を防ぎ、感染を起こさないために、患部を乾燥させないよう軟膏を塗って処置します。
まずは生活環境の見直しです。ケトルや炊飯器などのやけどを引き起こす可能性のあるものを近くに置かないようにしましょう。また低温やけどに関しては、温度や使用時間等に気を付けましょう。
円形脱毛症はその名の通り、円形・楕円形に脱毛する病気です。ただ、円形楕円形だけでなく、複数個円形に脱毛したり、後頭部や生え際に沿って蛇行して脱毛したり、最終的にすべて抜け落ちてしまうなんていうこともあります。
原因としては今まではストレスが主な原因として考えられてきましたが、最近では、頭髪において自己免疫反応が起きているといわれています。つまり、本来ばい菌やウイルスを攻撃するはずのTリンパ球が正常な細胞を攻撃してしまい、毛根が攻撃され、抜け落ちてしまっているのです。
治療法としては、塗り薬・飲み薬・光線治療の三つがあります。塗り薬はステロイドや塩化カルプロニウムを用い、飲み薬にはグリチルリチンやセファランチンなどを用います。また、光線治療では、光を当てることで、変異したTリンパ球を抑制します。
まずはストレスをため込まないことです。そのために適度な運動をしましょう。また頭皮のマッサージはリラックスするだけでなく、血行促進にもつながりますので是非やってみてください。
たこは皮膚が外側に盛り上がり分厚くなったもので、魚の目は、皮膚が内側に盛り上がり神経を突き刺すようになるものです。
たこ・魚の目は人間の皮膚の防御機能が働くことでできるもので、皮膚の最も表面にあり、最も分厚い角質層が刺激を受けると、さらに皮膚を守ろうとしてさらに分厚くなり、たこや魚の目になります。
保険診療の範囲では、ハサミやメスなどでたこ・魚の目を削るという治療法がとられます。
まずは、ヒールやサイズの小さい靴は履かないようにしましょう。また自分の足に合った靴を履くことに加え、歩き方、左右前後バランスのいい歩き方に改善しましょう。
皮膚炎の一種で、皮膚にかゆみを伴う赤みや湿疹、水膨れ等が現れます。
正式には接触性皮膚炎と呼ばれ、何らかの特定の刺激物質が皮膚に触れることで発症します。
かぶれの原因物質を特定し、その原因物質を洗い流しましょう。また、治療法としては、ステロイド外用薬を処方し炎症やかゆみを抑えます。
原因物質となり得そうなものに触らない近づかないことが大事です。洗剤や植物などには直接触ることを避けましょう。
症状としては主に、①水疱ができる②掻き壊し状態③乾燥しひび割れ④皮むけ状態の4つです。 指や手のひらの側面にかゆみを伴う水疱ができ始め、かゆみに我慢できず掻きむしってしまうと水疱がつぶれ、ジュクジュク状態になります。その水疱が乾燥するとアカギレのようになりひび割れが起こります。その後皮がむけ始め、新たな水疱ができるようになることもあります。
原因としては、皮膚を守っている皮脂膜が度々水や洗剤、アレルギー物質にさらされることで、皮膚の表面の水分や皮脂が減少してしまい皮膚のバリア機能が低下することで引き起こされます。
原因物質がある場合はなるべく触れないようにするのと、かゆみがひどい場合はステロイド外用薬を用いてかゆみと炎症を抑えます。
日々気を付けるべきこととしては、洗剤を低刺激性のものに変えたり、なるべく水に手をさらさないようにしたり、原因物質となり得るものには触らないようにしましょう。また、原因は皮膚のバリア機能の低下である可能性が高いので、日ごろからの保湿ケアが重要となってきます。
アタマジラミと呼ばれる昆虫が頭髪に寄生し刺されると、かゆみが生じます。
シラミの中でもヒトジラミ、そしてその中でもアタマジラミと呼ばれる人の頭髪に寄生する吸血性の昆虫が頭髪に寄生することで発症します。
アタマジラミ専用の駆除医薬品として、スミスリンパウダーとスミスリンシャンプーが市販で販売されているので、医師の指導の下そちらで対処します。
日々気を付けることとしては、毎日しっかりとシャンプーで頭を洗い、入浴後なるべく目の細かい櫛で髪をといてください。またそのほかにも、他の人に移さないために、身の回りの物を共有しないでください。
主な症状としてはかゆみですが、マダニにおいては高熱を引き起こす可能性もあります。
主にネズミのいる環境で、ネズミの体から離れた虫によって刺されるのが原因です。イエダニ、ネコノミ、ヒゼンダニ(疥癬)などがあります。
かゆみを軽減するために患部を冷やしたり、治療法としては塗り薬・飲み薬を処方します。
日ごろから清潔な環境を維持、毎日掃除をしっかり行い、ノミダニが生息できないようにしましょう。
古い木造の家はネズミが生息している可能性があります。この場合は、ネズミの駆除が必要になります。
最近、ホテルや旅館でのトコジラミ感染が問題になっています。宿泊施設から家に持ち込まないよう注意が必要です。
すり傷は、シャワーでよく洗い、軟こうとガーゼまたはきずテープを貼るのが基本です。きずパワーパッドなどの密閉湿潤療法は細菌感染の原因になるためお勧めできません。
切り傷はまずテーピングによる固定で治療します。テーピングで固定できない場合は局所麻酔下に縫合いたします。